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暮らしのハコ301・中原

団地の『収納考』 ~ 引越し後


4月の下旬に無事、引越しを終え、なんとか暮らしております。

「なんとか」という言葉が意味深でしょう。

というのは、本来、引越しというと、家具もまあそれなりに揃っていて

物さえ収納すれば&陳列すれば、それなりに生活はできるスタイルが、ほとんどだと思うんです。

だからこそ、私たちの仕事でも(オーダメイドで家具と額縁を作っています)

「引越し当日にテーブルを納品してください」というようなご依頼が一般的です。

しかし、今回、私たちの新生活は、「家具のない」状態でスタートしました。

(いままで使っていた家具を、なんとか使い続けているものもありますが・・・でも、これらも順次、新たに作り変えていきます)

作り手である以上に「暮らし手」として、体験・実験中!

ということで、3つのテーマを掲げて、いま、暮らしています。

① 早急に求めない

② 必要最低限で暮らしてみる

③ 全部、並べて見る

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① 早急に求めない

正直、物が出ていて不便です。だからこそ、「あー、これしまいたい」とりあえず手近な場で手に入る(通販等の)収納ケース、値段は安いから・・・と買ってしまいがちなのですが、(いままでそうでした)後々後悔するんです。

大きさがあわない。デザインが気に入らない。サイズが中途半端。などなど・・・

早急に「とりあえずの物」を作ることは可能です。(作ることが仕事だからね)

でも、それで将来的に、どうなの?

と、いま、先を見ています。

「本当に必要なもの」は、なんだ?

いま、ちょっとの不便を我慢して、「本当」に辿り着くまで、

夫婦で話し合ったり、メモしたり、図を描いたりしながら、日々、考えています。

301引越し後

この「箱の出たまま」の生活が、しばらく続いています。

イヤだけど、イヤだけど。がまん、がまん。

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② 必要最低限で暮らしてみる

引越しして、すぐいままでの生活はじめなくちゃ!と、次々に箱詰めした物を開封して、配置しがちです。が、ふと、思ったんです。

お皿も洋服も洗面道具や掃除用品、全て出さなくても、生活はできるんです。

旅先での生活のようなものですね。

「あ、あれがない」と、取りに行ったり探す手間はありますが

この「必要最低限のもの+α」を、おさめられる収納棚(箱)のサイズを見極めるため、

自分たちの日用品の量を、はかっています。(結婚して、おそらく初めてですね)

301引越し後

洗面所周りは、今まで使っていた収納ボックスに「これだけは必要!」な物だけ置いて生活しています。

鏡のある場所に、既存の鏡をリメイクした【鏡・収納ボックス】を製作予定です。

写真の手前でちょこっと見えてる棚??

ここには、日々履く靴だけを置く棚を製作予定。

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③ 全部、並べて見る

箪笥の肥やしといいますか、「なんでこんなにかさばっているんだろう?」

でも、ダンボールのふたを開けたら、あれ?たいして入ってなかった!とか

要るもの・要らないもの、とりあえず箱に入れてただけじゃないか?

を、見える化するために、

・ 全部ひとまず出す

・ 並べる

を、実行しました。

結果、私の「肥やし」となっていたものは、処分してもいいような紙媒体が大量にありました。

中を確認して、処分できるものは、処分して、だいぶ「物」は減りました。

タオルも分散して隠していたようで、集めたらダンボール2箱分。

これは処分ではなく分類わけして、使うものだけ出し、あとは収納することに。

いま、CDです。

なんとなく買ってしまったCD多々あり。

20年以上ぶりに再会する音楽もあり。懐かしい!けど、これいつも聴きたいかな?忘れてたぐらいだよね?

な、ものは、リサイクルショップへ?? もしかしたら、同じ想いの人もいるかもしれない。

【団地301】の、オープニング一発目のイベント、考えようかな???

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引越しして、すぐ快適な生活を送りたい。

それは誰もが願うことだと思うんです。

でも、ちょっと我慢することで、もっと「快適になる」は、手に入ると思っています。

そして、ここからが作り手としての正念場。

団地という限られた空間で、どんな「収納」、どんな「家具」を考えるか。

新築の「広い収納ありき」の生活スタートの反対です。

この「限られた空間」を、どう活かすか。たのしみです。

また、随時、報告いたしますー!

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