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暮らしのハコ301・中原

「素」の状態の団地301


住み始めてしまいまして、ふと、気づいたんです。

4月の、オープンハウスの様子は記事にしたけれど、あれれ?

竣工写真って、アップしたかな?

しまった!してない!!

ということで、いまさらですが、公開いたします。

大がかりな、間取り変更はしていません。

でも、手を加えることで、古いな暗いな、と思われがちな団地も、

こんなに明るく、かわいらしく、生まれ変わる可能性を持っているんです。

まず、玄関。

左側のレトロな波模様のガラスのついたて壁は、オリジナルです。

雰囲気がよいので、そのまま。残せるものは、残します。

玄関

この玄関の右手奥に、収納を作りました。

風通しと採光を考えて、宙に浮いてます。

「この発想は、なかった!」と、よく言われます。

浮いてる収納棚

玄関入って、すぐ。の部屋が、ここ。

キッチンダイニング・ワークスペースです。

床のコルクタイルの色みが、あわい色調の部屋全体をキリリと引き締めます。

キッチンダイニング・ワークスペース

既存の古いキッチンシンク台の扉を作りかえるだけで、変わります。

上部の白い収納は既存。

丸い通気口が、かわいい。

キッチン

キッチンから玄関を眺める。

明るさを活かす引戸は、ポリカーボネートと無垢の木で製作。

キッチンから玄関を見る

南の和室。

「布団を敷いて寝る」生活をしているので、畳の部屋は2室残しています。

ベッドを置いてしまうと、その部屋は「寝室」という用途の部屋になってしまい

それ以外の用途では使えない部屋になってしまうので、布団です。便利。

天井の風合いも既存を残しています。

南・和室

南のフローリング。

杉の無垢床の明るい色調が、両側の畳の色とうまく馴染んでいます。

南、北と、それぞれ壁を1枚ずつ解体(押し入れも1つ解体)しただけなのに

こんなに明るく、広くなるんです。団地って、スゴイ。

南・フローリング

現在、秋に開催予定の「住み開き」に向けて、準備中です。 この、「からの状態」に、心地よく暮らすための家具を入れるため、

仕事の合間をみながら、せっせと製作中です。

(わたしたちは、オーダーメイドの家具と額縁を作る仕事をしています)

 

設計をご依頼しました建築士の吉永氏の撮影して下さった竣工写真も、あわせてどうぞ!

撮る人・視点によって、切り取る部分が違うんだなということが、新鮮です。

キッチンシンク台の撮り方が、カッコイイ!ぜひ、ご覧あれ~♪

(既存の古いキッチンの扉を無垢の木と合板で製作したものです)

 

ちなみに、こちらがリノベーション前の部屋。

壁の質感・色みが違うだけで、変化は大きいです。

301ビフォー

住まいかた、暮らしかた、その選びかたは、人それぞれで、正解はありません。

でも、こんなふうに、古い住まいを生きかえらせる暮らしかたっていうのも、面白いなあ。

って、思っています。

ここ、【団地301】は、まちに開放します。

いま、準備中です。

ぜひ、見に来てください。

遊びに来てください。

詳細は、またあらためてアップします。

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