「自宅を開放する?それって、なんか抵抗ないですか?」
と、この話しをすると、そう訊かれることがあります。
もちろん、抵抗を感じないから「開ける」んだけど、
抵抗のない理由は、
たぶん、自分の仕事が自営業であること。
「お店」という、ひとが自由に出入りする空間に
常に居るからだと思うんです。
お店は非日常でなく、日常と深くかかわっています。
そして「開ける」理由は、
この家の出来方と深くかかわっています。
この家は、神戸新聞さんに「異例の家づくり」と紹介していただくほど
不思議な出来方をしています。
DIYリノベーション・ワークショップを開催して
参加者を募り
みんなで工夫したり、苦労したり、たくさんお話しして。
そんなプロセスを重ね、完成させた家なんです。
すべてが、ではなく、
プロにお願いするところ。
試行錯誤しながら自分たちで、なんとかするところ。
その絶妙なバランスが、この家を面白いものとしています。
面白いんです。
こんな面白いものを!
しかも、みんなが作ってくれたものを!
なんで、一個人で独占してしまうんだ!と。
それは、おかしい。
もったいない! みんなで作ったものだからこそ、みんなに見てもらえる家にするのが
この家の住み手の使命なんじゃないか!? そう思って、
【住み開き】の準備をしています。
ちなみに、自分は消極的な人間で、
パーティーなんて、無縁。
むりむりよーーー!!だし、
「人脈広げるチャンスですよ。どうぞ♪」
って言われて、名刺交換の時間になると
これも、ムリムリ―って言って
帰っちゃうタイプの人間です。
だって、自営業って、なにかというと
額縁製作してる人間なんですもの。 (夫婦でやってます。ちなみに主人は家具製作です)
ね、ちがうでしょ?
華やかに、どうぞどうぞ~♪おうち見せるわよォ~♪
の職業じゃないでしょ。
でも、あけますよー。