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暮らしのハコ301・中原

住み開く、理由って?


「自宅を開放する?それって、なんか抵抗ないですか?」

と、この話しをすると、そう訊かれることがあります。

もちろん、抵抗を感じないから「開ける」んだけど、

抵抗のない理由は、

たぶん、自分の仕事が自営業であること。

「お店」という、ひとが自由に出入りする空間に

常に居るからだと思うんです。

お店は非日常でなく、日常と深くかかわっています。

ワークショップ風景・無垢床オイル塗り

そして「開ける」理由は、

この家の出来方と深くかかわっています。

この家は、神戸新聞さんに「異例の家づくり」と紹介していただくほど

不思議な出来方をしています。

DIYリノベーション・ワークショップを開催して

参加者を募り

みんなで工夫したり、苦労したり、たくさんお話しして。

そんなプロセスを重ね、完成させた家なんです。

すべてが、ではなく、

プロにお願いするところ。

試行錯誤しながら自分たちで、なんとかするところ。

その絶妙なバランスが、この家を面白いものとしています。

面白いんです。

こんな面白いものを!

しかも、みんなが作ってくれたものを!

なんで、一個人で独占してしまうんだ!と。

それは、おかしい。

もったいない! みんなで作ったものだからこそ、みんなに見てもらえる家にするのが

この家の住み手の使命なんじゃないか!? そう思って、

【住み開き】の準備をしています。

ちなみに、自分は消極的な人間で、

パーティーなんて、無縁。

むりむりよーーー!!だし、

「人脈広げるチャンスですよ。どうぞ♪」

って言われて、名刺交換の時間になると

これも、ムリムリ―って言って

帰っちゃうタイプの人間です。

だって、自営業って、なにかというと

額縁製作してる人間なんですもの。 (夫婦でやってます。ちなみに主人は家具製作です)

ね、ちがうでしょ?

華やかに、どうぞどうぞ~♪おうち見せるわよォ~♪

の職業じゃないでしょ。

でも、あけますよー。

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